大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

あなたの知らない世界にようこそ

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

日々の恐怖 1月29日 マンション(2)

日々の恐怖 1月29日 マンション(2) このマンションは今も住んでいるのですが、同じくこのマンションで数年前に起きた話です。 マンション1階管理人室には70代くらいの夫婦が住んでいて、午前中はマンションの共用部の掃除や管理をしてくれていた。 奥…

日々の恐怖 1月27日 マンション(1)

日々の恐怖 1月27日 マンション(1) これは私たち夫婦が10年以上住んでいる、築40年のマンションでの話です。 仕事帰り、いつものようにマンション駐車場に車を停めた夫が、地下からの階段を1階に向けて上がって来ると、上がりきった1階ホールに4、5歳…

日々の恐怖 1月25日 小屋(6)

日々の恐怖 1月25日 小屋(6) 言ってすぐ、迷わず友人は木に捕まってぶら下がりながら、崖をゆっくり降り始めました。 それで結局わたしもそれに従って崖を降りたところ、真下にコンクリートで舗装された通常の道に出ることが出来て、いつの間にか電波…

日々の恐怖 1月23日 小屋(5)

日々の恐怖 1月23日 小屋(5) もしかしたら今いる道はかつて、村へ続く旧道として使われていて、小屋は休憩所のようなものだったのかもしれません。 まぁ、あんな崖を登ってたと考えるのはちょっと難しいですが、土砂崩れとかで地形が変わったのかもで…

日々の恐怖 1月20日 小屋(4)

日々の恐怖 1月20日 小屋(4) すると、下から見たらガードレールに見えたものが、ありませんでした。 “ これと見間違えたのか~!” みたいなものも何もなく、 “ なぜわたしはガードレールが見えたんだろ・・・?” と不思議な気持ちでした。 多分これも…

日々の恐怖 1月18日 小屋(3)

日々の恐怖 1月18日 小屋(3) 二人して、 「 でもちょっとヤバイね・・・・。」 って話をしたものの、なんだか戻りたくないって気持ちが強かったんです。 まぁ、少し険しくなった辺りから、前に進むのが、 “ キツイなぁ・・・・。” と思ってた道だった…

日々の恐怖 1月15日 小屋(2)

日々の恐怖 1月15日 小屋(2) 左の道は、次第にシダ系の植物が見渡す限り地面いっぱいに生えてる道になって、背の高い木々の間から木漏れ日もさして、とてもきれいな道でした。 「 なんか、おとぎの世界みたい~。」 とかって二人してテンション上がっ…

日々の恐怖 1月13日 小屋(1)

日々の恐怖 1月13日 小屋(1) わたしと幼馴染とは共通の趣味があります。 それは、普段から適当に電車に乗って、何もない田舎の駅で降りて、山に入って散策したり、地図に載っていない神社を探してお参りするのが好きなのです。 何度か怖い経験もしたし…

日々の恐怖 1月10日 歌舞伎町 (3)

日々の恐怖 1月10日 歌舞伎町 (3) 浴槽にお湯をはると、必ず自分の髪の毛じゃない髪の毛が何本も浮くから、浴槽にお湯をはらなくなった。 時々スーツ姿の人が、ソファーに座って読書してた。 これは特に怖くはなかった。 ただ指の数がおかしかった。 …

日々の恐怖 1月8日 歌舞伎町 (2)

日々の恐怖 1月8日 歌舞伎町 (2) マンションのゴミ置き場にある、小さいコンクリート作りの小屋に、マンションの管理人が全裸の男の人を蹴り入れて鍵掛けてた。 その日、管理人が、勝手に合い鍵使って部屋の中に入ろうとして来てビビった。 チェーンか…

日々の恐怖 1月6日 歌舞伎町 (1)

日々の恐怖 1月6日 歌舞伎町 (1) 住んでたマンションの話です。 マンションの通路で、元気に遊ぶ子供達の声がいつも聞こえてたから、 “ こんなマンションに子供連れで住む人いるんだ~。” と変に感心してたんだが(全室1Rのマンションだった)、ある…

しづめばこ 1月4日 P573

しづめばこ 1月4日 P573 、大峰正楓の小説書庫で再開しました。 小説“しづめばこ”は読み易いようにbook形式になっています。 下記のリンクに入ってください。 小説“しづめばこ” 大峰正楓の小説書庫です。 大峰正楓小説書庫 童話・恐怖小説・写真絵…

日々の恐怖 1月1日 エレベーター(7)

日々の恐怖 1月1日 エレベーター(7) かなり大きな会社の次期社長の為、変なことは言えないと判断したようだった。 自分が見た場所、事故があった場所はエレベーター周辺なので、何故階段で目撃したのかは辻褄があわないが、上司が見たおばさんは、間違…