2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧
Photo Lounge78 お笑い “ いや~、それがおかしいのなんのって!” ☆Photo Lounge目次に戻る。 Photo Lounge目次 ☆HOMEページに戻る。 HOMEページ
10月17日(土)のこと 次の日、妙に朝早くから歌声がして、俺は眼が開いた。 明るい日差しが病室に差し込んで、昨日の夜中の出来事が嘘のようだ。 “ なんか、のどか・だ・け・ど・・・。” 俺は首を起こして左手の窓を見た。 カーテンが引かれた窓からは…
俺は女の子が言った言葉を思い出していた。 “ 確か『この病院で、ずっと遊べるね』って言ってたぞ。 この病院で、ずっと遊べる。 退院、無し? この病院で・・・・・。 ずっと遊べる・・・・。 連れて行く・・・・。 俺もってか!? うわっ、大変だ。 遊びた…
話の途中で、山本爺はまた布団を被った。 「 あの、あそこの空いたベッドから出て来たのは、何ですか?」 「 ・・・・・・・。」 布団を被ったままの山本爺から返事は無かった。 田中爺のいびきは、まだ響いている。 “ ぐごごごごごごぉ~、ぐごごごごごごぉ…
Photo Lounge77 ハムスター “ おっと!!” ☆Photo Lounge目次に戻る。 Photo Lounge目次 ☆HOMEページに戻る。 HOMEページ
看護婦さんが走り去ると辺りは一旦静かになった。 耳を澄ます俺に鞠の音がまた聞こえ始めた。 “ えっ!?” 鞠の音が、再度、鳴り始めたのだ。 “ てんてんてん、てんてんてん、てんてんてん・・・・・・。” そして、鞠の音が遠ざかって行く。 “ てんてんてん…
鞠の音は同じ所で鳴っている。 “ 動かないな?” 音が消えてしまう気配も無い。 “ てんてんてん、てんてん!” てんてんで、音が途切れた。 俺は耳を澄ませた。 “ ・・・?” 暗い病室に、心臓のリズムのモニター音が通路から流れ込んで来る。 “ 行ってしまった…
俺の頭の思考回路がピタッと停止した。 病室の扉が、す~っと開いて、女の子と黒い影は出て行く。 “ ギッ、バタン!” 扉が閉まった。 その瞬間、俺の頭の思考回路が動き始めた。 “ ずっと、って・・・・・・・・・・・・。 ゲッ、ヤ、ヤ、ヤバッ!” 俺の頭の…
女の子が顔の向きを右前にフッと変え、遠くを見る目付きになる。 “ どこを見ているんだろ?” その瞬間、横顔に微かな微笑が浮かんだ。 “ 笑ったぞ・・・・。” 俺は、それを見てヤバイと思った。 “ 俺を思い出して、こっちを向くかも・・・。 何か、俺、攻撃…
俺は肘で少し体を起こし、空きベッドのある足元の方を見る。 女の子が見ている空きベッドの真ん中辺りから、黒い塊が盛り上がって来る。 “ ん・・・?” 黒い塊は徐々にベッドから高くせり上がり、やがてベッドの上に立ち上がった。 白い壁をバックに人の形の…
女の子は、田中爺の方を向いた。 「 ぐごごごごごごぉ~、ぐごごごごごごぉ~。」 田中爺のいびきが、突然再開された。 「 ・・・・・・・。 じゃ、あっちのお爺ちゃんとあそぼ。」 女の子は、ス~っと移動する。 女の子は布団を被ったままの山本爺に話し掛…
鞠は、山本爺のベッドの下に転がって行った。 「 あれっ、何処かで見たような気がする・・・。」 病室の扉の開く音がする。 “ ぎィ~っ。” 俺は、扉を見た。 「 ん・・・?」 扉の隙間から、通路の弱い光が差し込んでいる。 “ ぎィ~っ。” 誰も入っては来な…
俺は扉をジッと見た。 そして、耳を澄ませる。 鞠の音は、この部屋の前をゆっくりと通過する。 “ てんてんてん、てんてんてん、てんてんてん・・・・。” 音は動いて行く。 でも、扉のスリガラスに、人影は映らなかった。 「 人影が映らないな・・・?」 俺は…
通路の音は、三回ついて一休憩だ。 “ 様子を見に行きたい気もするけど・・・。” 体は動かせなくも無い。 でも、ベッドから降りて、車椅子に乗って見に行くのは億劫だ。 「 まあ、ベッドで寝たまま様子を見るか・・・。 それにしても、こんな夜遅くに非常識だ…
俺は天井を眺めながら二つの音をしばらく聞いていた。 「 音、大きいよな・・・。」 俺は眼を閉じた。 静かな病室に二つの音が響く。 そして、その二つの音は微妙にずれて俺の頭に響いて来る。 「 ん・・・・。」 と、そのとき、二つの音の隙間に別の音が小…
Photo Lounge76 ペンギン閣下 “ 皆の者、ごくろうである。” ☆Photo Lounge目次に戻る。 Photo Lounge目次 ☆HOMEページに戻る。 HOMEページ
俺は仰向けのまま、布団を鼻まで引っ張り上げて天井を見た。 四角くて白い天井に俺は囲まれている。 そして、俺はさっきの夢のことを思い出しながらジッとしていた。 “ ホント、変な夢だったよな・・・。 まあ、夢だから良かったけど・・・。 それにしても、…