大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

あなたの知らない世界にようこそ

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

日々の恐怖 11月29日  ピポッ!(1)

日々の恐怖 11月29日 ピポッ!(1) いつも会社の戸締りを任されているんだけど、昨日も19時に仕事が終わり、社内には自分とオカルト好きの同僚だけになったんで、居残って怖い話をしてた。 で、20時になってその同僚も帰り、自分も片付けて、 ” さ…

日々の恐怖 11月27日 障子(2)

日々の恐怖 11月27日 障子(2) その夜、親戚皆で弁当を食べていたら、その子が話しかけてきた。 『 ねぇ、おじさんがね、ずっと見てたよ、お兄ちゃんをずっと見てたよ。』 その子曰く、中年男性が障子の下部分に取り付けられたガラスから俺をずっと見…

日々の恐怖 11月25日 障子(1)

日々の恐怖 11月25日 障子(1) 十数年前、母が、 『 紫色のセーターを来た男が家の廊下を走っていった!』 と騒いだ。 その時まだ幼かった俺は、近鉄バッファローズの帽子を弄りながら、家に来た警察を見ていた記憶がある。 それから数年後、今度は父…

日々の恐怖 11月23日 仏壇

日々の恐怖 11月23日 仏壇 娘が赤ちゃんだった時、私の祖母が亡くなった。 通夜・葬儀を通して4ヶ月だった娘はぎゃんぎゃん泣いて、未だに実家の近所では、お葬式ですごく泣いてた子と呼ばれている。 幼稚園に上がった頃だったかに帰省したとき、 「 お…

日々の恐怖 11月21日 日記

日々の恐怖 11月21日 日記 登山好きの知り合いの話です。 冬山で、遭難した登山者が見つかった時のことで、捜索隊に加わっていた人から、こんな話を聞いたという。 遭難者はメモ帳に、死ぬ寸前まで日記をつけていたらしい。 日記の最後の方は飢えと寒さ…

日々の恐怖 11月17日 張り紙(2)

日々の恐怖 11月17日 張り紙(2) かすかに確認できる子供の髪型が先ほど見かけた子供と同じ坊主頭で、余計に気味が悪く感じてしまいました。 急ぎ足で祖父家まで帰り、祖父に張り紙の事を聞いてみましたが何も知らないとのことでした。 小さな村なので…

日々の恐怖 11月14日 張り紙(1)

日々の恐怖 11月14日 張り紙(1) 夏休みなどを使って毎年遊びに訪れていた祖父家は、M県の山中にありました。 主に目的は川遊びで、モリ突きや釣りなどをして楽しんでいました。 夏といえど1時間程川に入っていると体が冷えてくるので、川べりの岩の…

日々の恐怖 11月11日 妹(2)

日々の恐怖 11月11日 妹(2) 妹が成人した頃には、彼女の様子に違和感を感じることもなくなったという。 「 いい話じゃないですか。」 私は心からそう言った。 しかし、Kさんはどこか浮かない顔でため息をついた。 「 先日、久しぶりに妹に会ったんで…

日々の恐怖 11月8日 妹(1)

日々の恐怖 11月8日 妹(1) Kさんに聞いた話です。 彼には八歳離れた妹がいるのだが、その妹について、彼は子供の頃から不思議な感覚を持っているという。 時折、妹が妹でない時がある、というのだ。 どこがどう違うのか、それを説明することはできな…

日々の恐怖 11月5日 バンガロー

日々の恐怖 11月5日 バンガロー 昔、友人数人と山にキャンプに行き、バンガローに泊まったときのことです。 山といっても、一応ちゃんとした施設もあり、一日色々遊んで楽しかったです。 それで漸く夜、さあ寝ようかという時間になりました。 就寝の支度…

日々の恐怖 11月2日 壁(3)

日々の恐怖 11月2日 壁(3) そしたら次は、とうとう家のドアの前に現れた。 ドアと話してるからドア開けられないし、一旦逃げようとコンビニへ行った。 戻ったら、いなかった。 次の日は家の中に現れた。 冷蔵庫と話してた。 家には出ないと思ってたか…